新型コロナウィルスパンデミック、経済再開の始まったアメリカ
By : Cmsadmin -
経済再開が始まったアメリカの町の様子
5月31日現在、経済が再開されたばかりのアメリカですが、自宅待機令が出ていたときと同様にソーシャルディスタンス、手洗いの徹底、マスクの着用が求められています。マスクに関しては、小売業、レストラン業、病院、その他でも従業員や職員は、ほとんどが着用しています。
以下の写真は再開の始まった、アメリカの町の様子です。
(写真1)HEBというテキサスの地方スーパーマーケットです。全米で消費者からの好感度が一番と高い評価をうけています。自宅待機発令中より、ソーシャルディスタンスを保つことを徹底するため、レジの待つ場所にマーカーがはられ、キャッシャーとお客の間に透明のボードが設けられています。レシートのやりとりは小さい穴を通してです。また、店員は全員マスクをしています。経済再開が始まった今も、自宅待機令中と同様です。
(写真2)企業としてのCOVID-19への取り組みの説明。顧客にマスクの着用、握手など身体的接触の回避、ソーシャルディスタンス、また、体調不良の場合は店頭に来ないように注意書きがあります。
(写真3)Macy’sではCOVID-19対策として、顧客に支払いの決済を携帯のアプリケーションソフトウェアを使うことをサインで呼びかけています。
(写真4)化粧品など、試用サンプルを撤去したり、あっても店頭の商品に触らないようにサインがあります。必要な場合は、店員に声をかけるようにとなっています。
(写真5)モールの中のアパレルの店は再開されています。入口に顧客の安全対策に注意を払っている旨、および、顧客も自分たちの安全のためにソーシャルディスタンスのルールを守るように呼び掛けています。シャッターが半分閉じられ、入りにくい雰囲気があります。
(写真6)5月20日にVictoria’s Secretの親会社である、L Brandが米国とカナダのVictoria’s Secretの店舗を合わせて、250店閉鎖すると発表しました。
(写真7)閑散としているフードコート。使えないように椅子がテーブルの上におかれ、ソーシャルディスタンスが保てるように配慮されている。
(写真8)店舗中心型のスーパーでは、カーブサイドピックアップが盛んです。注文をオンラインで行い、商品をうけとりに、店舗の駐車場にいき、到着をアプリで通知すると、店員が注文した商品を運んで、車に積んでくれます。
大手スーパーマーケットKrogerのカーブサイドピックアップ
(写真9)カーブサイドピックアップは自宅待機令中も再開後も、レストランでデリバリーとともに盛んに使われるようになりました。
(写真10)動物病院でも自宅待機令中カーブサイドピックアップが始まりました。飼い主がペットを駐車場で動物病院の職員に渡します。治療により、駐車場で待ったり、後から引き取りに戻ったりします。再開後もカーブサイドピックアップが続いているところもあります。
(写真11)ドックパークも再開されました。飼い主のマスクの着用、手洗い、ソーシャルディスタンスの呼びかけがあります。そして、犬を家の外で他の人間や動物に接触させないように呼びかけています。ドッグパークでは犬同士が接触するので、徹底するのは難しいようです。
(写真12)病院では再開後も、アポイントを取るときに健康状態について質問されます。新型コロナウィルスの保菌者かどうか、保菌者に接触したか、体調が悪いかどうかなどです。また、病院ではマスクの着用を徹底しています。入口で、職員が中に入る前にアポイントメントのときと同じ質問を繰り返し、問題なければ入ることが出来ます。
(写真13)病院の受付でもソーシャルディスタンスを徹底しています。また、ハンドサニタイザーのディスペンサーがセットされています。
(写真14)一時期、品薄で、購入できなかったトイレットペーパーなどの紙製品が店頭に普通に並ぶようになりました。ですが、一人でひとつしか購入できません。他にも購入制限しているものは、赤ちゃんの紙おむつ、ワイプ、ミルク類、手を洗うソープ、肉類などがあります。
(写真15)やはり品薄で購入が困難だった、ハンドサニタイザーですが、今は多くの新ブランドが投入され、ありあまっています。ですが、除菌ワイプはなかなか手に入りません。